2児のパパのika621です。 子育て中に必ず直面するのが「イライラ」や「怒り」です。
ある時、毎日何かしらのことで子どもを怒ってしまっている自分に気がつきました。 「怒り」は体に悪影響を及ぼすと聞いたことがあります。更に自分だけではなく、子どもにも悪影響を及ぼすので本当に気をつけなければいけないなと考えるようになりました。
子育てに「怒り」はどうしても付き物。しかしその「怒り」はコントロールできるのです。『マンガでよくわかる 子どもが変わる 怒らない子育て』(フォレスト出版)という本から学びました。
「○○すべき」という罠
イラッとした後の行動を決めているのは自分自身であることをまず自覚します。次に自分の「心の枠」をしっかりと意識することです。この「心の枠」が怒るか怒らないかを決めているからです。
「心の枠」の数がとても多い人=「マイルールの多い人」 「心の枠」の大きさが小さい人=「マイルールの厳しい人」 こういう人はイライラが増えます。「こうしなきゃいけない」「普通はこうあるべき」と考えているのに、毎日の生活で見聞きする出来事や他人の言動がマイルールに反することが多いからです。 (P31より引用)
例えば子どもがおもちゃを片づけられないことについて「心の枠」を意識してみます。
- 自分で遊んだおもちゃは自分で片付ける
- 寝る前におもちゃは決まった場所に片づけられているべきである
- リビングはいつも綺麗な状態でなけらばならない
- 子どもが片づけられないのであれば結局親が片づけなければならない
こんな感じなので、部屋が散らかっているだけでイライラはMAX。仕事から帰ってきてこの状態だったらなおさらです。次の瞬間には子どもを叱りつけてしまう自分がいます。「早く片づけなさい!!」と。
「心の枠」を広げる魔法の呪文があるのです。誰かの言動に対し「何よ、あの態度!普通はこうすべきでしょ!」などとイライラしたら、こんな質問を自分に投げかけてみましょう。 「それって誰が決めたの?」 (P32より引用)
確かに冷静に考えてみたらそれは紛れもなく自分。しかも自分だけが定めたマイルール。自分だけのルールで、それに子どもを従わせるほうが逆におかしいのでは?という思考になりませんか。 先程のおもちゃを片づけられない例を考え直してみるとこんな感じになりました。
- おもちゃは片づけたほうがいいけど出しっぱなしでもいいのではないか。片づけてもすぐに散らかるし、出しっぱなしのほうがすぐに遊べる。
- 決まった場所に片づけられないのであれば片づけられる環境を作ってあげよう
- 急な来客が頻繁にあるわけでもないし「いつも」きれいな状態じゃなくてもいいじゃない
- 自分が面倒なだけ。子どもと一緒に楽しみながら片付ければいいじゃない
「心の枠」を広げることによって、思考に変化が起こりイライラがなくなりました。怒る必要もなくなりました。 このように「心の枠」を広げることが重要になってくるのです。
思い通りに動かそうと思わない
もしかしてあなたは「子どもは親の言うことを聞くべきだ」と思っていませんか? そして聞かない子どもに対してイライラしたり、強い言葉や力で伝えようとしていませんか? (P87より引用)
親であれば「子どもは親の言うことを聞くべきだ」という心の枠を誰しもが持っているのではないでしょうか。 自分も少なからずあります。 子ども同士で喧嘩が始まった時には、正に強い言葉や力を出してしまいます。これっていけないことですよね。反省・・・。
- 子どもに限らず他人は変えられない
- 親の言うことを聞かないのが子ども
- なかなか伝わらないのであれば、伝え方を見直す
こうすることで「心の枠」が広がるのではないでしょうか。
子どもを尊重する
「怒り」の感情を子どもに伝えるには4つのポイントがあるそうです。
- 相手のどの行動に問題があったのか具体的な「事実」を伝える
- その行動がどんな「影響」をもつのか具体的に伝える
- どんな「感情」が芽生えたかを率直に伝える
- 相手に「尊重」を示す (P117~より引用)
上記ポイントを抑えて、おもちゃの片づけについて伝えるケースを考えてみました。
- 【事実】足の踏み場がないくらいおもちゃが出ているよ
- 【影響】おもちゃを踏んだら痛い思いし、おもちゃが壊れちゃうよ
- 【感情】痛い思いをするのはいやだし、ケガしてほしくないな
- 【尊重】保育園でもきちんと片づけできるのだから、格好いい姿を家でも見せてほしいな。
こんな感じでしょうか。この中でも「尊重」が大切。相手の立場に立つ・一人の人間として認めることで対等な関係であるということを意識できます。そうすれば頭ごなしに怒るということが減るはずです。
まとめ
「心の枠」を広げること、他人は思い通りに動かせない、子どもを尊重する伝え方をすること。 これがイライラしない・怒らないポイントです。毎日イライラが止まらない人は実践してみてください。
勘違いしないでほしいのはイライラすること・怒ることがいけないということではありません。それをどのように自分を納得させるのか、どのように表に出すのかというところだと思います。
気がつけば5歳と3歳に成長した我が子達。今思えばあっという間でした。小学生・中学生・高校生と成長していくのもあっという間でしょう。短い子育ての時間をイライラ・怒りで浪費するのはもったいない、どうせならハッピーで過ごしたいと考えるようになりました。
マンガということもあり非常に読みやすく、でも内容は凄く勉強になった本でした。気になった人はぜひ読んでみてください。以上ika621でした。
ika621