「思考の整理学」をブログに活かす



先日沖縄旅行の帰りに、飛行機内で本を読もうという気分になって数冊の本を購入しました。その中の一冊に「思考の整理学」という本がありました。その本の帯にはこう書かれていました。

2年連続!!東大・京大で1番売れた本 ”もっと若いときに読んでいれば・・・”そう思わずにはいられませんでした。

これは買うしかない!と思って買ったのでした。考えるということ、頭の中の整理の方法について書かれています。読み終わって最初の感想は、「これブログでも同じことが言える!」ということでした。正確に言うなれば読み終わってからではなく、読み初めからです。

そして驚くべき点は、この本が書かれたのが1986年だということです。最近書かれた本だと思い込み読んでいましたが、読み終わってからビックリ。そんな前に書かれたとは思えない文章です。内容も全く古さを感じません。逆に新鮮とすら思えました。

この本を読んで、ブログに活かせるのではないかと思ったところを引用して紹介したいと思います。


引用&感じたこと

思考の整理学P23より引用 「朝飯前」

『簡単なことだから、朝飯前なのではなく、朝の食事の前にするために、本来は決して簡単でもないことが、さっさとできてしまい、いかにも簡単そうに見える。知らない人間が、それを朝飯前と呼んだというのではあるまいか。どんなことでも、朝飯前にすればさっさと片付く。朝の頭はそれだけ効率がいい。』

「朝飯前」という言葉が別の意味を持っているなんて考えてもみませんでした。そもそもの意味が違うという着眼点。ブログの記事を書いているとどうしても行き詰る時が必ずあるはずです。そんな時こそ、あきらめて次の日の朝にやってみてはいかがでしょうか。すると以外にもすんなり書けてしまうかもしれません。

実際自分も経験したことがあります。夜書いた記事を、朝もう一度校正すると、修正点であったり、ここを変えたらよくなるのではないかと変更したり。より良いものに仕上がりました。なので朝一番にブログを自動投稿するのもいいかもしれませんが、再度読み直して手動投稿してみるのも良いかもしれません。

 

思考の整理学P38より引用 「ねさせる」

『どうして「一晩寝て」から良い考えが浮かぶのかよくわからない。ただどうやら、問題から答が出るまでには時間がかかるということらしい。その間、ずっと考え続けていてはかえってよろしくない。しばらくそっとしておく。すると、考えが凝固する。それには夜寝ている時間がいいのであろう。』

こちらも「朝飯前」と同じで、ブログのアイディアがまとまらない、どう書いたら良いかわからないといった時に応用できると考えます。考え続けるにもアイディアを搾り出すのもかなりのパワーが必要です。そんな時はあきらめてほおっておくのもひとつの方法です。アイディアや方法などは時間をおくことにより自然と形になるものです。あきらめて寝て、朝飯前に再トライしましょう。

 

思考の整理学P46より引用 「カクテル」

『AもBもCもDも、それぞれ適度に参照しながら、新しい調和を考える。これによって独創はやせた線のようなものでなくなり、ふっくらした幹になる。』

ひとつのネタに対して、4人のアイディアが既に出ていたとします。それぞれのアイディアをA、B、C、Dとします。自分のアイディアをXとしてブログに書く場合を考えます。真っ向から各アイディアを否定する記事は好まれません。また、Xばかりを中心に書くのもしかり。各アイディアのよいところ、わるいところを比べたり自分のアイディアと比べたりすることにより自分のアイディアXをより際立たせることができるのではないかと考えます。自分のアイディアを説明するには他のアイディアが必要だということも言えると思いました。

 

思考の整理学P52より引用 「エディターシップ」

ABCDEの順ではまるでおもしろくないことが、EDCBAにしたら、一変しておもしろくなるということがある。ECDABとすれば、また別の見え方をするであろう。もっともよき順序に並んだときにもっとも大きな意味を生み出す。

文章を書くにあたり、章や表題の順番を変えることにより同じ文章でも違った印象をうけるということがあると思います。

文章ではありませんが、その良い例として音楽のアルバムがあります。先に発売されたシングルを聞いた後に、アルバムが発売されます。当然シングルの曲がアルバムに入っています。しかし、同じ局なのに違う曲に感じることがあるはずです。それは前後の曲によってシングルの曲の印象が変わってくるからです。曲の順番、全体の構成によって受ける印象を変化させることができるということです。なのでアルバムの曲順は非常に重要になってくると考えます。

文章も同じで、あえて順番を変えてみるのもひとつの方法ではないでしょうか。

 

思考の整理学P58より引用 「触媒」

『このごろ発想といことばが用いられる。発想がおもしろい、おもしろくないという。発想のもとは個性である。それ自体がおもしろかったりおもしおくなかったりするのではなく、それが結びつける知識・事象から生まれるものがおもしろかったり、おもしろくなかったりするのである。』

発想のもとは個性らしい。発想がおもしろくあるためには個性をみがく必要があるということです。みがかれた個性が、「おもしろい発想」を呼び込むのです。発想=個性。表裏一体ということです。まずは自分の個性に気付くことから始めるとよいと考えます。

 

思考の整理学P95より引用 「つんどく法」

『忘れてよいと思いながら、忘れられなかった知見によって、ひとりひとりの知的個性は形成される。』

思考の整理学P98より引用 「手帖とノート」

『ふっと頭に浮かんだものはふっと消えてしまいやすい。いったん消えてしまうと、どんなに思い出そうにとしても、二度とよみがえってこないことがある。何かを思いついたら、その場ですぐ書きとめておく。そのときさほどではないと思われることであっても、あとあとどんなにすばらしくなるか知れない。』

人間は忘れる生き物である。そんな言葉をよく耳にします。その通りだと思います。ふとした瞬間にアイディアやネタが降りてくるわけですが、その場で記録しなければかなりの確立で忘れてしまうでしょう。なので手書きのメモやEvernoteに音声メモや、テキストメモとして残すわけです。どんなことでも記録しておけば、あとで活用できます。しかし、残していなかった場合はどうやっても活用はできません。メモをするという行動がいかに大切かということをもう一度考えてみてください。

また、メモをすることにより安心して忘れられるようになるわけですが、忘れられないことも出てきます。それはそのことに対して、興味・関心が非常に強いと考えます。当然興味や関心をもったことにより知識や技術が身についてきます。逆に興味や関心がないと何事も長続きしません。そういう風にして、知的個性が形成されていくようです。

 

思考の整理学P137より引用 「とにかく書いてみる」

書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。もっともおもしろいのは、あらかじめ考えもいなかったことが、書いているうちにふと頭に浮かんでくることである。

書きながらでも思考の整理はできるということなのか。確かに構想を練るよりも先に書いてみるということもありなのかもしれない。考えをしっかり整理してから文章にするタイプと、書きながら考えを整理するタイプの人がいると思います。自分に会った方法で書くのが一番だと考えます。

そのいい例が日刊(チラ裏)ブームだと思います。とりあえず思ったことを書く。自分の頭の中身を文章にして吐き出す。そうすることにより、自然と新しいアイディアが浮かんでくるのです。不思議なことに。実際に自分の場合、日刊は蓄積させないで、一気に書き上げます。思っていることを全て書きます。他の人にとってはおもしろくないかもしれません。ただ自分にとって意味のあることなので毎日続けています。日刊、実は知らずしてすごいことをみんなやっているわけです。日刊は日刊であるべきなのだと考えます。

 

思考の整理学P144より引用 「テーマと題名」

『題名の本当の意味ははじめはよくわからないとすべきである。全体を読んでしまえば、もう説明するまでもなくわかっている。』

ブログの記事は、題名がとても重要です。理解に苦しむ題名をつけても、読む前から敬遠されそうだし、かといって題名から全てわかるような判断をされて読まれないというのも嫌だ。実に難しい。記事を書くことよりも題名をつけるほうがよっぽど難しい。文章の象徴である題名。アメリカではテーマはシングルセンテンスで表現されるものでなければならないと言われるそうです。

自分の場合、題名は記事を書き終えてから決めるようにしています。記事を読み返して、「この記事を一言でまとめると?」という質問を自分に問いかけて決定しています。

記事の生死を分ける題名。記事以上によく考える必要があると思います。

 

思考の整理学P175より引用 「三上・三中」

『まず本を読んで、情報を集める。それだけでは力にならないから、書いてみる。たくさん書いてみる。そして、今度はそれに吟味、批判を加える。こうすることによって、知識、思考は純化されるというのである。文章が上達するだけではなく、一般に考えをまとめるプロセスと考えてみてもおもしろい。』

ブログを書いているうちに文章力や、書くスピードは上達していると思います。実際に、自分の過去のブログを読み返してみると突っ込みどころ満載だなと感じることも多いでしょう。要はブログを書くことにより頭の中の整理をするスピードが鍛えられたといえるのでしょう。これはたぶん無意識だと思います。

逆に言えば記事を書けば書くほどよいことづくしと、とらえることができます。時間は消費するものの思考を整理するスキルは上達するわけですから、無駄な時間ではありません。むしろ貴重な時間となります。本を読んだだけの思考よりは、本を読んで感じたことなどを発信するほうがよっぽど身になるでしょう。思ったことを文章にするということが重要だと考えます。

 

思考の整理学P183より引用 「知恵」

『こういう断片的な知識、大部分が耳学問である。それを散らしてしまわないで、関連あるもの同士をまとめておくと、ちょっとした会話のタネくらいにはなる。知らない人は、たいへんくわしいと、感心してくれるかもしれない。知識というものは、心がけ次第で、とくにまとめてようとしなくても自然にまとまってくれるものだ。』

使えそうなネタやアイディアはすぐに発信しないである程度まとめて寝かせておきましょう。知らずうちに関連するものがまとまってひとつのネタになるはずです。そして、自分が知っていても他の人は知らない、意外にウケるという現象もあります。自分が知っている情報が、人によって重要性や価値が異なるためです。あえて自分が知っていて当たり前的な上方の記事を書いてみるのも良いかもしれません。

まとめ

何度も言うようですが昔に書かれた本とはどうしても思えません。いつの時代になっても人間の頭の中、即ち思考の整理の方法はあまり変わらないということでしょうか?

今回は「思考の整理学」をブログに活かせるのではないかということで記事を書きました。記事を書き終えた今考えること。それは、ブロガーと、そうでない人を比べた場合、思考の整理においてブロガーのほうが優秀であるということです。文章で言いたいことを伝えるのは非常に難しいです。読む人によっても様々な捉え方があるわけですから。どうしたら関心をもって読んでもらえるのか、どうしたら楽しんでくれるのか常に考えている、即ち、思考の整理を常にしているのではないでしょうか?

だから、ブロガーさん達は魅力的な人で溢れているのだと思います。

 

 

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